バイクのマフラーを換える理由
常々思うのですが、バイクのマフラーを交換して走っているのを見かけると不思議に感じます。
単純に排気音を大きくするだけのマフラー交換のことですが・・・
「うるさくして何が楽しいのだろうか?」
とか、
「周りの迷惑をなぜに考えないのか?」
とか思うのです。
特にマフラーだけしか交換しておらず吸気系や足回りがノーマルのバイクを見たときには
「そんなことをしても速くならないのに!?」
と感じてしまいます。
排気音が大きくなることで走行しているときの爽快感が増すことやカッコ良さ、オリジナル性のためなのでしょう。
また、マフラーを交換すると種類によっては10kg以上の軽量化がされ、軽くなることから切り返しが楽になる。
で、"バイクがうまくなったような気になる"ことが原因と思われます。
しかし、その為に犠牲なっていることに"騒音問題"があります。
これは重大な問題だと感じます。
走っている本人は気持ちいいかもしれません。
でも、周りにとっては迷惑以外の何者でもないのです。
これがサーキットでレースをしているのであれば、バイクのチューニングは必要な行為であり、足回り、吸気系、排気系、軽量化などの改造は必要だと思います。
速く走る必然があるため。
が、一般公道ではこれらの改造をする意味があるのかが理解できないです。
特にマフラーを交換しているバイクが団体で暴走しているのを見かけると、道路わきの民家に住んでいる人々の苦渋の色が目に浮かびます。
赤ん坊などが昼寝などしていてもビックリして目を覚ましてしまうくらいの爆音がします。
自分も昔、環状線近くに住んでいたことがあり、夏になると毎日のように夜中に暴走族が走り周り、ハッキリ言って眠れませんでした。
「暴走しているおまえらは明日昼間寝るだろーが、こっちは朝から仕事なんだぞ(怒)!!」
と布団をかぶってイライラしてました。
バイクに乗る自分すら耐えられないのですから、バイクを知らない人々にとっては、「バイクってうるさい!!ジャマ!」と思い込まれても仕方ないことなのでしょう・・・
殆どのライダーは純粋にバイクを楽しんでいるだけなのに・・・
ヨーロッパではバイクは高貴(高価)な趣味として、また大型二輪は大人の趣味として評価されいています。
それはやはりマナーとモラルをみんなが守っているからなのでしょう。
でも、日本では
バイク → 単車 → 暴走族
のようなイメージになっているような気がします。
マフラー改造だけでなく、危険走行をしない、など、当たり前のことに気をつけてバイクと付き合っていきたいです。
追記:
最近では暴走族も高齢化しつつあるとか・・・
若者があまり増えず、OBが現役に戻ったりなどもあるそうで。
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