技能走行B:レムニー(8の字)走行
二輪車ではときとして、山道の悪路やぬかるみ等を走行する場合がある。
このようなときには、低速でバランスを取りながら旋回(こまわり)する能力が必要となる。
この技能を身につけるために設けられた課題である。
走り方
- 発進位置において正しい姿勢で停止し(ギアは1速)、審判員の合図で後方の安全を確認し発進する。
- なめらかに発進し、姿勢は立座、着座、中腰等白由とする。
- パイロンを旋回するときは外側の足に体重(左旋回=右足、右旋回=左足)をかけ、車の傾きをコントロールする。
- 最初のパイロンから次のパイロンへ移るときの切り返しは、体重の移動とアクセルのコントロールなどでバランスを取る。
- 姿勢はリーンアウトの姿勢が適している。
- ギアは全コース1速で走る。
- コースは登降坂コースを走行するため、アクセルコントロール、ブレーキ・クラッチを使い、速度をコントロールしながら走行する。
- 停止位置で停止し、審判員のチェックを受け指示に従う。
■目標の取り方の例
- 最初のパイロンの確認
- 旋回が終る前に次のパイロンの確認
- 同時に両サイドライン及びエンドラインの確認
減点基準
項目 | 減点 |
ゾーンオーバー | 5〜40 |
転倒 | 40 |
指示違反 | 40 |
安全確認不履行 | 20 |
足支え(1回につき) | 20 |
足つき(1回につき) | 10 |
両足はなれ | 10 |
パイロン接触、倒し(1本につき) | 5 |
エンスト(1回につき) | 5 |
片足ばなれ | 5 |
停止時の右足つき | 5 |
- コース幅は4m〜8m、長さ7m〜13mとし、中心線上にパイロンを設置する。(パイロン高・標準0.45m〜0.75m)
- Aゾーンを基準とし、B・C・Dゾーンを設ける。寸法はそれぞれ0.1m、0.2m、0.3mとする。
- ※コース設定の寸法は競技クラスによってそれぞれ変更する。
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