バイクとバックパックIII


え~前回の続き・・・

さすがに速度を落としはしたものの、
もともと自動車道をそれなりのスピードで走っているのでぼんやり考えている暇などあるわけもなく、
あっという間にその鳥と蛇の不思議なコラボが眼前に迫ってきます。

鳥はどうやら猛禽っぽい感じ。

蛇は・・・ なんかデカいな。

それ、ほんとに食うのか?
いやそれよりも、そろそろ退いてくれ。

とりあえずクラクションを鳴らしたりもしましたが、
連中は必死すぎるのか気づきもせず、
相変わらず路面から数メートルの高さをフラフラしながらバトっています。

バイクから2~30メートルほどに迫ってきました。

ブレーキはまあ間に合いません。

下手にハンドル切るのも危ないので、下をくぐる方向でしのぐことにしました。

いや面白いものを見た。
さすが三重県。なんというワイルドライフ。

などと考えつつ、ヤツらの下を突っ切ります。

さすがに眼下のデカいカタマリに突っ込んでくるほど無謀な連中ではなかったようで、なんとかやり過ごした、と思ったその瞬間。

ボトっ。

・・・え?

何昼夜にも渡る死闘にほとほと疲れはてたのでしょうか?

それとも新たなる敵を認識し、敵をもって敵を制することにしたのでしょうか?

ともあれその鳥、おそらくトンビは、手にもっていたヘビ、おそらくはアオダイショウを、なんと私めがけて落としやがったのです。

しかもルーデルばりの超精度で。

ルーデルといえば第二次大戦期のドイツのウルトラエースですが、とりあえず今は置いておきましょう。

ええ。
単にヘビを走ってくるバイクに落としただけならば、当たりはするけど弾かれて終わりです。

でも今回は音が違います。ゴンっとかボンっではなく、「ボトっ」・・・ どういうこと?

・・・バックパック、こいつです。

こいつが犯人です。

ヘルメットとバックパックの間、首の辺り。

ここには大なり小なり棚ができているものですが、そこに落としたヘビがピンポイントで乗っかってしまったのでした。

ヘビとしては九死に一生を得たというところでしょうか?

私としては色々絶体絶命です。

何せトンビの鍵爪から開放されたヘビが、振り落とされまいと必死にしがみついてくるのですから。

・・・私の首に!



« バイクとバックパックII バイクとバックパックIV »

⇒ Yahoo!オークションの最新情報を確認する


紀伊半島一週ツーリング中の出来事。ヘルメットとバックパックの間になんと・・・うあ~~~~~