バイクとグローブIII
前回、指は独立して動かせたほうが良い、ということで、ミトンタイプよりグローブを、という話を最後にしておりました。
ふむふむそういうことならば、と、その方向で突き詰めて言った結果、
かどうかはまるで知る由もありませんが、
時折見かけるあのグローブ、あれって一体どうなのでしょうか。
何をあれあれ言ってるのかって?
特にこの時分から増えてくる、アレですよ。
代名詞ウザいさっさと言え、
とそろそろ暴動が起こりそうなので白状しますと、
「あれ」とはいわゆる半指グローブのことです。
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半指グローブ、あるいはオープンフィンガーグローブなどと言われる、
手の甲(+指の付け根)辺りまでを覆うタイプのこのグローブ、
梅雨も開けジメジメも涼しさも消え去ったこの時分から、結構見かけだしますよね。
確かに操作性は抜群でしょう。
指を覆う余計なものがないのですから、まるで素手のよう(そのまんま)
丈の短さが何やら軽快感を醸し出し、見る者に浴衣のごとき納涼感(謎)をも感じさせます。
しかし、だがしかし。バイク乗り当人にとって、このチョイスはNGなのであります。
指、指! 指守ってないとなくなるヨ! コケたら、手がどら〇もんになるヨ! |
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まあそんな酷い転倒したら、指以外もイロイロ吹っ飛んでそうですけどね・・・
とはいえ仮に指が切れたり取れたりするハメになったとしても、
手袋がガワとして指を覆っていれば、
取れた指をさがす手間も省け、飛んでいった場合もナマより保存状態が良いハズ。
そもそもあの半指グローブとやら、誕生の経緯はバイクとは無縁のところにありました。
格闘技の世界で、拳を保護しつつも掴みなどの動作を精密におこなえるようにするために、剣道の小手をベースに生み出されたものです。
最初に考案したのは、あのブルース・リーだといわれています。
彼はアクション・スターとして有名な一方、截拳道(ジークンドー)という武道の創始者でもありますね。
さあ脱線を重ねるうちに、話が見えなくなってまいりました。ここはひとつ、続きは次回ということで(逃)
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