バイクとヘルメットVI


さあ謎なホラーはおしまいにして、ほんのり補足説明でもいたしましょう。

ベンチレーション・システムは確かに有用で、特に夏場に高い快適性を発揮します。

しかし、夏場といえば虫、とにかく虫。

米粒以下の羽虫からカナブン、セミに至るまで、山ほど虫がいるわけです。
水辺や街路樹の脇などに、羽虫が渦のように溜まっていることもありますが、
そうした中をベンチレーション全開で突っ走れば、まあ悲惨なことになるというワケです。

アライ系のヘルメットのシールドですと、
上部にベンチレーションのスリットが付いていることがありますが、
これは夏でも閉じたままが無難でしょう。

私と同じ目にあってしまいますヨ。

全体的な虫対策としては、通気孔にメッシュを張るなどでしょうか。

それでも小さな虫や排ガス、埃は入ってくるので、
やはりシールドのスリットは閉じたままをオススメします。
目に直接きますからね。

そろそろ本題に戻りましょう、ええそうしましょう。

ヘルメットの種類の話でしたね。

これまで、ハーフ形、セミジェット形と見てきましたが、
これらは125cc以下のバイクでの使用に用途が限定されています。

バイク用ヘルメットとして大きなシェアを誇るのは、これからあげる二種類といえるでしょう。

まずはジェット型です。

セミジェットからさらに防護範囲が広がり、頭部はほぼ全域をカバーしています。

顔面部もほぼすべてシールドでカバーし、唯一露出しているのは顎周りだけ、といった形状です。

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ジェット戦闘機のパイロット用ヘルメットに似ていることが、その名の由来となっています。

安全面では前述の二種類とは比べものにならないため、見た目の軽快さもあいまって、広く普及していますね。

シールドに関しては、面倒でもちゃんと降ろして走ったほうがいいでしょう。
無駄に風圧を産んで首にダメージがきそうです。

予断ですが、と今更断る必要もなさそうですが、
シールドを上げる動作は、軍隊の敬礼のルーツになっていますね。

敬礼は、中世ヨーロッパにて、騎士が冑のバイザーを跳ね上げ、相手に顔を見せる動作から来ているようです。

ではそろそろ次回へと。
次回は最後の一種についてお話させていただきましょう。



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