バイクとヘルメットII


さてNS号を嚆矢として、国内でも徐々にバイクの生産が始まります。

1910年代は輸入車が主流でしたが、30年代に入るとアサヒ号や陸王といった、
マニアには馴染みのある名前も出てきます。

陸王はハーレーのライセンス生産品で、33年から国内生産を開始。
36年には軍の装備として採用されています。
官公庁などでも使っていたようですね。

いずれにせよこの頃、冒険野郎の無謀なオモチャといった位置付けに、
高機動な便利移動ツールという立場が加わってきます。

使用する人種は一部マニア、勤め人、軍人。

安全には自主的に気を使う人種です。
ヘルメットは言われなくてもかぶるでしょう。
それゆえヘルメット着用の義務化は必要なかったのかもしれません。

緩やかな広がりを見せていたバイク文化ならびに産業でしたが、
10年程の後に、爆発的な普及の契機がやってきます。

それは第二次世界大戦における、日本の敗戦です。

戦後GHQにより、軍用機や軍用車の生産企業に対し航空機や自動車の生産禁止が言い渡されました。

メシのタネを潰された企業は、バイク生産へと流れたのです。

企業間戦争の始まりです。

この熾烈なシェア争いに生き残り、今もなお4大バイクメーカーの一角を担っているのが、あのカワサキですね。

ともあれ、戦後のバイクの大量生産により、乗り手も大量生産されたのは必然です。
一部特殊な人種の乗り物だったものが、あまねく人に普及して、色々と問題も急増します。
それは交通事故の激増です。

何せタイヤが二つしかなく、自立できない乗り物です。
慣れない、そしてあまり安全に関心がない連中が乗れば、それはもうボテボテ転倒し、うまく止まれずぶつかるでしょう。

結果として膨大な量の事故が起き、そして同時に膨大な量のデータが蓄積されていきます。
死亡事故の6割が頭部損傷によるものである、といったデータです。

こうしたデータに基づき、まずは1965年、罰則のない努力義務として、道路交通法が改正され、ヘルメットの着用が義務付けられます。
その後1975年、78年と改正が続き、86年の改正で今の仕様になったのでした。
今ではバッチリ罰則もあります。

バイク乗りにとってのヘルメットとは、いわば50年以上に渡る壮大な人体実験の結果による産物なのです。

これにより頭部損傷による死亡事故が2割も減少したというのですから、ありがたい話です。

ではありがたがりつつ次回へと。

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ノーヘルが道交法によって禁止に。ヘルメット着用義務化は今でこそ当たり前です。罰則もありますよ。